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今は、簡単に音楽を聴くことができるようになりました。簡単に聴けるからこそより楽しく、違った視点から音楽を聴いてほしいです。

back numberの始まりとback numberの恋愛観。(前半)

back numberの始まり

 

 back numberは2011年、4月にメジャーデビューをしたバンドです。

 

back numberの歌の多くは恋愛に関する曲が数多くあります。そもそも「back number」とバンド名が決まったのには、清水さんが高校生の時の出来事が所以でした。

 

高校の最後のほう、僕が好きだった女の子をバンドマンに持っていかれまして。そのバンドよりもカッコイイバンドを作ったら、もしかしたら戻ってきてくれるんじゃないかなぁと思ったんです。

(引用)https://www.baitoru.com/contents/chu-moku/01.html

 

このようなことがきっかけでback numberはできました。

 

back numberの恋愛感

 

back numberの曲と言えば恋愛に関する音楽が多いです。しかし、これまでの恋愛をテーマとした音楽とは違った作品が多いです。

 

何度も歌詞の中で登場してくる登場人物は、デキる男やかっこいい男性とはかけ離れた人物。

 

それを仄めかすことなく、誰にでもわかる歌詞であり、かつストレートに歌詞を書いていることがこれまでの音楽とは違ったところです。

 

しかし、back numberの恋愛観はこれだけには収まらないです。

 

恋の始まり

手の鳴る方へ

手の鳴る方へ

  • back number
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恋の始まりといえばどのようなイメージをもつでしょうか。ワクワクやドキドキ感と思う方が多いのではないでしょうか。

 

back numberの曲を作詞している清水依与吏さんの恋の始まりは、これには当てはまらない。清水さんは

 

引用・正直な話、恋してるときっていうのは、いっつも不安なんですよ。

 

と言われているように、始まりだけではなく、恋愛自体が不安なものととして捉えられています。

 

それを象徴する歌が、『花束』や『手のなる方へ』や『僕の名前を』などです。

 

『花束』ならば、

 

どう思う?これから2人で
やっていけると思う? (花束)

 このように、いきなり入りの歌詞から、不安感がかなりあるものになっています。

 

『手のなる方へ』は、

 

君の横にずっと いたいんだけどなぁ
君はあいつを 忘れていない 前はそれでよかったのに

確かに 過ごした季節も 思い出の 数だって
かなわないけれどそうじゃない ここにいるのは僕だから

 この作品も、不安感がストレートに伝わるものです。前の人を忘れられない相手を何とかして振り向かせたい、という気持ちが見えてくる歌詞となっています。

 

僕の名前を

僕の名前を

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恋の絶頂期

 back numberの曲の特徴としてもう一つ上げれることは、「リアル」ということ。back number特有のストレートな歌詞、そして清水さんの歌声や歌詞の伝え方が、「リアル」さを出しています。

 

例えば、 『わたがし』。ストレートな歌詞であり、楽しいはずの時間なのに、どこか切なさも感じることができる作品です。

 

夏祭りの最後の日 わたがしを口で溶かす君は
わたがしになりたい僕に言う 楽しいねって

 

「わたがしになりたい」という部分。この部分は、ストレートとは言いにくいです。しかし、そんな中でも、まわりの歌詞のストレートさによって、鮮明に映像が浮かんできます。

 

「わたがしになりたい」という部分によって、この作品の「リアル」な感じが何倍にもなっています。

 

他にも、『日曜日』という作品。

 

ねぇもうすぐお昼だよ 君の声で目が覚めて
でももう少し寝たい気もするな でも君に怒られるな

最近の幸せといえば 美味しいものを食べる事で
確か前はもっと大それた事を 語ってたはずなのにな

 日曜日の日中の「リアル」な感じが、歌詞を読んできるだけでも鮮明に浮かんできます。

 

また、

 

洗濯物をぱたぱた伸ばしてる君を
ソファーの上で眺めてたら
なんとなくわかった気がしてきて 

 

の部分の「ぱたぱた」という単語。こうしたオノマトペを用いることでさらに具体的な情景を浮かべることができます。

 

わたがし

わたがし

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back numberに登場する主人公

 

清水さんの詩は、とにかくストレート。これまでの曲に登場する主人公は、かっこいい男性をモデルにしていることが多かったですが、back numberに出てくる主人公はとにかくイケてないです。

 

今までいなかった主人公の登場やその主人公のストレートな思いがあるからこそ、back numberは多くの人に愛されているのかもしれません。

 

「恋の陰り」と「恋の終わり」

 

次は、「恋の陰り」と「恋の終わり」。

 

back numberの作詞の素晴らしさは言うまでもありません。。しかし、back numberの真骨頂はあるギャップにあったのです。